「ハウル」、「ハウってる」 と現場では言っている
ハウリングとは
ハウリングは、声(生音)→マイク→ミキサ→アンプ→スピーカ→耳
という風に通常は音が流れ 大きくなって、耳に届くのですが、スピーカから出た音が、
ある一定の音量を超えた時
もう一度、マイクに回り込んで入り、ミキサーに入り、アンプに入り、スピーカーといった、その繰り返しを
瞬時に起こして大きくなって行き 「キ―ン」や「ボー」など となります。
ハウリング音(高音) ハウリング音(低音)
そのまま放っておくと、スピーカーが焼ききれて、音が出なくなり 壊れますから
十分注意しなければ なりません。
マイクの持ち方でもハウリングが起きやすくなったり、ハウリングの仕方が変わったりします。
例えば、マイクの網目になっている所(グリルボール)を包むように持つほど
ハウリングしやすくなります。(音質も こもって悪くなります)
今度カラオケ屋さんなどに行ったとき、実験してみてください。
Vo 等に リバーブやエコーをかけるほど、ハウリングが起こりやすくなり 音量を上げられません。
音量が大きくなると 室内の反射音(天然エコー)も多くなるのでリバーブは、小~中規模PA 以下では
かけない方が良い(但し バラード系のゆっくりした曲では、リバーブをかけると 効果的)
ハウリングは ギター、ベースなどの ピックアップ でも起こります。
ピックアップとモニター・スピーカー 間でも起こりますから
スピーカーの傍に楽器は置かないで下さい。
ギターのハウリングは マイクのハウリング音と 似ていますので 注意してください。
ギターのハウリング音
ギターは 奏法としてハウリングを使う場合がありますが
多くは 意図しない物です
ギター本体(手元)の VOLを下げるほど起こりやすく
弾くと止まる場合は EFを起こらないようにセットし
弾くときタイミングを合わせ踏み 弾き終わるタイミングで踏んで切る操作も有効です。
ピークアップの高さ調整(弦に近づける)や
ハウリング音の周波数をEFなどのEQでカットする事で 軽減できます